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温かい人、冷たい人 [心理の不思議 7]


温かい人、冷たい人


    人は、初めて会う相手の印象を、たいてい二つの種類に分けて記憶にインプットするのだそうです。

    その二つの種類というのが、「温かい感じの人」と「冷たい感じの人」です。

    そして、「温かい」という言葉をプラスのイメージに、「冷たい」という言葉をマイナスのイメージに感じるのです。

    この言葉は、何も人の印象に限ったことではありません。

    何か商品を売ろうとする時も、その品物に対する説明の中に、一言、温かさを感じさせる単語が入るだけで、売れ行きも違うのだとか・・・。

    「一家団欒」「ほかほかとした・・・」「和やかな」「穏やかな」「ふんわり」「明るい」「日溜まりのような」

    こんな言葉を商品説明に加えるだけでも、客の購買意欲を盛りあげることができるのだそうです。

    しかし、反対に、「冷たい」を連想させるような言葉は、夏限定商品以外のPRにはマイナスだということで、たとえば、忘年会シーズンのビールや発泡酒のコマーシャルでも、ビール自体の冷たさは際立たせても、客たちがいる場所の設定は、温かな湯気の立ち上るような店内というパターンがほとんどです。

    ですから、もしも、あなたが友人を紹介するような時は、「温かで、思いやりのある、とても親切な人ですよ」と、いうような言葉を並べて下さい。

    「冷静で、勤勉で、とても真面目な人です」と、紹介するよりも相手の受け取る印象は、かなり高評価となるはずです。

    それも、「初頭効果」を狙って、「温かな」という一言は、必ず最初に持って来ましょう。

    これを聞いた人は、まず、この「温かな人」という枠の中へあなたの友人のイメージを固定しますから、その後も簡単には印象がブレないのです。

    「温かい人」「冷たい人」は、最初の言葉のイメージでほぼ決まるといってもいいのです。

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何番目のトイレへ入りますか? [心理の不思議 7]


何番目のトイレへ入りますか?


    あなたは学生です。

    学校の個室トイレが7個並んでいたら、何番目のトイレへ入りますか?

    一番入り口付近のトイレに入ると答えた人は、警戒心は強いものの、新しい環境にも素早く順応できる協調性のある性格だそうです。

    では、真ん中付近のトイレを選んだ人は、どんな性格かと言うと、警戒心と適応能力のバランスがとれた人だそうで、最も奥のトイレへ入るという人は、自分のテリトリーを確保したがる協調性の乏しい性格で、特に警戒心も強いと思われます。

    男性は、この一番奥のトイレへ入ると答える人が案外多く、女性は、中央付近のトイレを選ぶ人が多いそうです。

    これは、男性の方が自分のなわばりを確保したがる性格が強く、そのなわばりも女性よりかなり広いために、どうしても奥のトイレを使いたがる傾向があるとのことです。

    わたしもどちらかといえば、一番奥のトイレへ入ることが多いですね。

    自分の両側に人が入るということは、何となく落ち着かない方です。

    ですから、入院した時など一番抵抗があったのがトイレです。

    わたしとしてはトイレ時間は考え事をする時間でもありますから、人の気配がするだけでイラッと来てしまいます。

    もろ、協調性に欠けますね。(笑)

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危険な「笑顔」 [心理の不思議 7]


危険な「笑顔」

    「いつも微笑みをたやすな」「笑顔に勝るものなし」などと良く言われますが、これも時と場合によりけりだそうです。

    笑顔は凶器にもなり得る-----なんて言ったら、そんなバカな・・・と、思われるでしょうが、かつてのベトナム戦争では、アメリカ兵が一番恐怖を感じたのは、ベトナム人の笑顔だったという話もあるのです。

    ベトナム人たちは、アメリカ兵の鬼気迫る心中をを少しでも和らげようと、微笑みを絶やさなかったのですが、それが逆にアメリカ兵たちの不審を買って、殺害された例が多かったのだとか・・・。

    日本人もこれに似て、とかく意味不明な笑顔を作っていることで、外国人の目には内面の判らない異様な国民と映るようです。

    つまり、笑顔とは、その笑顔を見る人の気持ちによって友好の証ともなれば、不信感や恐怖を増長させる凶器ともなり得るという訳です。

    たとえば、何か気苦労なことを抱えているむっつり顔の人を見ながら微笑みを浮かべていると、その様子を周りで眺めている人たちは、微笑んでいる人に対して「支配的で、悪意があり、小気味よさそうで、あざっけっている」という印象を持つそうです。

    ところが、困惑気に眉をひそめている人を見ながら微笑んでいる場合は、周囲の人たちは、微笑んでいる人に対して、「平和で、友好的で、幸福だ」という印象を持つのだそうです。

    このような具合に、相手の表情によっても、笑顔に対する評価は変わって来るのです。

    犯罪者の笑顔は、「ふてぶてしい」と、思われるように、笑顔を浮かべている人を好きか嫌いかでも、その笑顔の意味は変わりますから、セールスマンが過剰な笑顔を振りまくと、「何か魂胆があるに違いない」「どうせ、営業用の作り笑いだろう」と、受け取られてしまい、信用してもらえないのです。

    要するに、笑顔がプラスの効果をもたらすのは、相手との間にお互いの信頼関係や愛情が感じられた時に限るのです。

    それが赤の他人同士でも、こうした時の笑顔は、好意を与えるためにも、最も有効な手段になるといえるのです。

    また、笑いには免疫システムを強化し、病気への抵抗力を高める力があるともいわれるそうですから、家族や友人同士では、大いに笑顔を見せあって下さい。

    笑顔には、色々な受け取られ方があるということを知った上で、上手に使い分けて下さいね。

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あなたの机、何色ですか? [心理の不思議 7]


あなたの机、何色ですか?




    あなたが仕事をしているデスクの色は何色ですか?

    事務机の大半が、濃いグレーではないでしょうか?

    この濃いグレーの事務机は、色彩学から見ると、あまりお勧めできない色のようです。

    何故なら、この色は、仕事場の雰囲気を暗くし、気分を滅入らせる確率が高いのだとか。

    「なんか、うちの事務所って、雰囲気が沈鬱なんだよね。楽しい会話もないし、冗談の一つも口に出せない感じ・・・」

    こんな風に思う人がいたら、その事務机の色が原因かもしれないのです。

    では、どんな色に替えればもう少し明るい職場になるのでしょうか?

    その色は、ベージュか木目調だそうです。こういう色は、気分をリラックスさせ、右脳を働かせる効果が大で、社員の感性をうまく発揮させてくれる色なのです。

    ですから、職場の雰囲気も穏やかになり、和気あいあいの協調効果も上がるようです。

    しかし、おしゃべりは二の次で、仕事をバリバリこなしたいという職場にならば、オフホワイトのデスクが向いているようです。

    オフホワイトは、左脳を刺激する色ですから、ガンガン意見を戦わせるような会議の場にもふさわしい色だということです。

    ところで、あなたが毎日使っているパソコンは何色ですか?

    最近は、パソコンにもさまざまな種類の色が出て来ましたから、パソコンとそれを置くデスクの色の組み合わせも意外に重要になってきました。

    この組み合わせをいい加減にしていると、パソコンとデスクの色彩がぶつかってハレーションを起こし、画面全体が白っぽく見えてしまうこともあるそうなのです。

    つまり、近い場所に、緑と黄色、赤と青などの色を使っていると、ハレーションを起こし、目がチカチカしてしまうのです。

    もちろんそうなれば、頭痛や目の奥が痛いなどの症状も表われ、仕事の効率も落ちてしまいます。

    パソコンとデスクは、それぞれを単体として選ぶのではなく、服のコーディネイトをするつもりでセットで考えることも必要なのだそうです。

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あなたの嫉妬度数 [心理の不思議 7]


[ちっ(怒った顔)]あなたの嫉妬度数



    人間は、皆、多かれ少なかれ「嫉妬心」を持っています。

    これがあるからこそ、「今度は負けるものか!」という向上心も生まれ、頑張ることができるのです。

    ですから、「嫉妬心」は、あながち間違った感情ではありません。

    「あいつのせいで、こんなことになった」と、何かにつけて他人のせいにする人もいますが、こういう他罰的な考え方をする人は確かにハタ迷惑ではあるにせよ、うつ病になりにくいという統計も出ているそうです。

    では、次の質問の中で、あなたはどれだけの項目が当てはまりますか?

 
★ 思い出すと、今でも腹のたつことがある。

★ これまで、何度かチャンスを逃がしたことがあると思う。

★ 毎週のように嫌な人に会う。

★ 表には出さないが、周囲の人に嫉妬心を感じることがある。

★ 感じたことをそのまま口に出したら、きっと多くの人は自分から離れて行くだろう。

★ 人生は不公平だと感じることが度々ある。

★ 他人は、チャンスをものにするのがうまいと感じることがある。

★ 本気で憎いと思う人がいる。


    以上の設問項目に、多く当てはまるほど、あなたの嫉妬度数は高いといえます。

    嫉妬とは、そもそも、自信のなさの証明なのです。

    「金持ちケンカせず」といいますが、自分に自信がある人間は、他人に嫉妬することはありません。また、嫉妬心が自分の利益にならないことを知っているのです。

    嫉妬している時間が、人生のロスタイムになることが判っている人ほど、大成するとも言われるのは、ある意味道理なのです。

    しかし、裏を返せば、そういう大成した人は、それまでかなりの嫉妬心を持って世の中を生き抜いてきたということでもありますから、嫉妬心が成功の原動力になっていることは間違いないのです。

    では、どうしたらいいのか?

    そうした嫉妬心をうまくコントロール出来るようになれば、最高ですよね。

    そのコントロール方法は、極めて単純です。それは、あなたの信頼できる人と思いっきりおしゃべりすればいいのです。

    おしゃべりは、恨みや嫉妬心を綺麗さっぱり洗い流す効果を持っているからです。つまり、おしゃべりには、「洞察」と「浄化」の二通りの作用があるため、思いのたけを述べているうちに、どうして自分は恨みを懐いているのかということが自然と分析され、整理することが可能となるのです。

    そして、心にわだかまっている思いを他人に打ち明けることで、気持ちもすっきりとして楽になれるのです。

    気持ちが楽になれば、人間関係も改善され、自分を客観的に見詰めることも出来るようになります。そこで、ようやく、嫉妬の元が、自分自身のコンプレックスにあったことを素直に受け止められるという訳です。

    そのコンプレックスを克服できた時、あなたは、もはや誰にも嫉妬する必要がなくなるのです。

    理論上では・・・・。(笑)

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売り上げを伸ばす色は? [心理の不思議 7]


売り上げを伸ばす色は?



    今はやりのナチュラルカラー(自然色)ですが、女性はこういう色、大好きですよね。

    草や木、土、枯れ葉などの落ち着いていて柔らかな色合いを見ていると、気持ちまで穏やかになったような気がします。

    そのため、草木染めなどの糸で織り上げたストールや服なども、人気のファッションとして定着しつつあるのです。

    心もいやされて、ストレス緩和の効果もあると言われるナチュラルカラーですから、すべてにおいていいこと尽くめのように思われますが、これが、何とマイナスに働いてしまう場合もあるというのですから、色というものの持つ力は、不思議ですね。

    自然の色がマイナスに働く場所-----それは、店舗の内装なのだそうです。

    飲食店関係ではなく、あくまでも小売の店舗のことですが、この大人気のナチュラルカラーを全体的に取り入れた店舗内装は、客の気持ちをリラックスさせる効果は絶大なのですが、その反面、財布のひもを固くしてしまうという逆効果もあるのだとか・・・。

    人間は、森の中へ入ったような緩やかな快感にひたると、それだけで満足感を覚えてしまい、「何かが欲しい」という購買欲が一気に萎えてしまうのだというのです。

    皆さんも、そんな経験はありませんか?

    「このお店に入ると、出て行きたくなるほど落ち着けるの」と、いうお店では、あまりガツガツと物を買うことはないのではないでしょうか。

    その逆に、くどいほど内装に原色を使っていて、店内に流れる音楽も耳が痛いほどにうるさい家電量販店などに入ると、何故かその日の買い物目的でない品物まで、つい買って出て来てしまったなどということも多いのではないかと思います。

    つまり、人が「お金を使うぞ!」と思うためには、心のエネルギーが必要なのだそうです。

    そのエネルギーを手っ取り早く活性化させるのが、どぎつい原色や繰り返しの多い激しい音楽なのです。

    「うちの店、お客さんは入るのに、どうして売り上げが伸びないのかな?」

    こんな悩みを持っておられる経営者の方は、ご自分のお店の内装の色を観察してみて下さい。ナチュラルカラーが多く使われてはいませんか?

    もしも、そんなシックな色合いが目立つようでしたら、そういう中にそっと赤やオレンジ、黄色などのやや強めの差し色(アクセントカラー)を加えてみて下さい。

    もしかしたら、売りあげ増に結び付く可能性も無きにしも非ずかもしれませんよ。

    まあ、あくまでも、人間の心理から考察した場合の話ですけれど・・・・ね。

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ほのめかし男 [心理の不思議 7]


ほのめかし男


    会話をしていて、やたらに「ほのめかし」を言う男性っていませんか?

    「ぼくの友だちにすっごく可愛い女性がいてね。その子が時々電話をくれるんだよ」

    「へ~、そうなの。よかったじゃない」

    「今度また一緒にコーヒーでも飲みたいねって、話したんだ」

    「ふ~ん、飲めば・・・・」

    と、まあこんな感じで「だから何なの?」的な話し方ばかりする男性がいたら、それは、あなたに焼きもちを焼いて欲しいと思っている証拠だそうです。

    でも、ほとんどその男性に恋愛感情のない女性にしてみれば、こんな返事しか出来ませんよね。

    「ぼくは、まだ結婚する気はないんだけれど、きみはどう?」

    「そうね、そりゃ、いい人がいれば考えないこともないけれど、今はその気はないわ」

    これも、明らかに、「ぼくは、きみと結婚したいんだけれど、きみはどう?」と、訊いているのと同じことなのです。でも、女性にしてみれば、こう答えるしかないですよね。

    だって、そんな「ほのめかし」ばかり言う面倒な男性をまともに相手なんかするほど、女性は暇ではありませんから。

    そして、とうとう、「実は、ある女性と結婚することに決めたんだ」----男性は、これでもかのダメ押しに出ます。

    でも、正直、これを言ったら女性を振り向かせることは100パーセント出来なくなります。

    男性は、ここまで言えば、さすがの鉄の女も嫉妬心の片鱗ぐらい見せるだろうと計算するのでしょうが、実は、これが大誤算なのです。

    女性は、簡単に「結婚」を口にするような男性を信じません。むしろ、「結婚相手がいるのに、わたしを口説こうとしていたなんて、最低のバカ野郎!」と、幻滅してしまうことが落ちなのです。

    これが、恋愛ドラマなどでしたたら、「そんなこと言わないでよ。わたしの気持ち知っているくせに!」などという台詞を女優が吐いて、パッピーエンドになるのでしょうが、現実の恋愛はドラマのような訳にはいきません。

    少しは男性に傾き始めていた女性の気持ちも急降下。一気にマイナス100度にも冷めてしまいます。

    男性諸君、女性を口説く時はあまり回りくどい「ほのめかし」を多用することはやめましょう。

    自分に注目して欲しい単なるお軽いナルシストと、軽蔑されるのが関の山ですからね。

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明るい照明に人は集まる [心理の不思議 7]


[ひらめき]明るい照明に人は集まる



    「飛んで火に入る夏の虫」とは、よく言いますが、夏の夜の街路灯の光に虫が集まることは皆さんもよくご存知でしょう。

    しかし、これは何も虫だけに限ったことではないのです。

    人間もやはり、照明の明るい場所を好むものなのです。

    ですから、コンビニの照明は、必要以上に煌々と明るい作りになっているのですが、これもすなわち誘客効果を狙った照明の活用法なのです。

    しかも、コンビニの照明は、白い光が主ですから、人を引き付けてもそこに長居をしたいとは思わせないのです。

    無駄に明るい照明は、「商品が安価に見える」と、「客の回転を速くする」という二つの効果を生むのです。

    昔、わたしは、学生時代からの友人と二人でハワイへ旅行したことがありました。

    ハワイの街中をバスで移動する際に、道端に恐ろしく光る照明の露店が目につき、そのキラキラとまばゆい明るさに惹かれて、バスを降りたあとで、そこまでわざわざ足を運んでみたことがありました。

    しかし、行ってみればそこは特別大したものが売られている訳ではない何処にでもある露店で、少々がっかりしつつ帰ったものでした。

    でも、あのまばゆい照明には、やはり人間の気持ちを惹き付ける効果があったのです。

    では、そういう明るい照明にはどうしてお客の回転率を早める効果があるのかといえば、白く冷たい光に対して人間の身体が活性化するので、落ち着いて買い物が出来ないのです。

    もしも、あなたの経営するお店が、周りの店に比べて客足が伸びないと思ったら、照明に一工夫する必要があるかもしれません。

    明るい白光色の蛍光灯などを選んでみてはいかがでしょうか?

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就活スーツの色は? [心理の不思議 7]


就活スーツの色は?



    就職活動といえば、かつて、スーツの色は明るめの「紺系」が普通でした。

    紺色のスーツを着た若者たちが街を歩いていると、そのほとんどが会社の説明会や面接試験などに臨む就職活動をしている学生たちだったのです。

    しかし、最近、そういうスタイルの学生たちをあまり見なくなりました。

    その代わりに「黒」や「濃紺」、または「チャコールグレー(濃い灰色)」のスーツを着た若者たちがやたらに目につくようになったのです。

    礼服でもないだろうに----と、年配の人たちは眉をひそめる「黒系」スーツは、今や就活学生たちの80パーセントを占めるようになったそうです。

    何故、このように、男女ともに就職活動をする学生たちのスーツの色が「紺系」から「黒系」に変わったのでしょうか?

    それは、簡単に言うと、現在の不景気と就職難が深く関係しているのだということでした。

    もしも、彼らが「紺系」のスーツを着て就活をした場合、運よく就職できたとしても、そのスーツをまた着たいとは思わないはずです。それでは如何にも就職したての新人ですと言わんばかりで、あまりに抵抗がありすぎるからです。

    しかも、就活用によく選ばれた明るめの「紺」では、ワイシャツやネクタイとのコーディネートもかなり難しいという理由もあるようです。

    しかし、最初から「黒」や「濃紺」「チャコールグレー」のスーツを選んでおけば、会社へ入った後も十二分に着回しが出来るのです。

    そして、これが最も大きな理由なのですが、この不況下にあって、企業が求めている人材は、「紺系」のスーツが主流だった頃の従順で素直、無器用だが真面目という学生ではなく、自ら会社を盛りたてて行こうという意欲にあふれた積極的なアイデアマンなのです。

    ですから、そうしたイメージを作るためには、「黒」や「チャコールグレー」は欠かせない色だということなのだと思います。一つ間違えれば、アウトロー的にも見えてしまうという難点もありますが、気概に満ちた自由な発想の持ち主という自分を印象付けることも可能な色なのです。

    また「黒系」は、比較的コーディネートもしやすく、ワイシャツやネクタイ、ポケットチーフなども色々なカラーが選べるという利点があります。

    現在のマンネリ化したマーケットを打ち破って行ける何かを持っていると、会社側にアピールするための個性を発揮できる色といってもいいでしょう。

    ただし、これは、あくまでも一般企業の就活に関するスーツの色で、公務員関係には、やはりこれまで通り「紺系」が無難だそうです。公務員は、職業上、真面目さや素直さ、ある意味没個性が重要視されますから、「紺」や「濃紺」などの色で統一した方が間違いもなく、上司の印象も良いということでした。

    とはいえ、企業はスーツの色だけで学生を選ぶわけではありません。スーツの色や形は、あくまでその学生の個性をフォローしているにすぎないのです。

    もしも、兄弟のお下がりのスーツで面接に臨むなら、「兄の着ていたスーツです。お金がないので借りて来ました」と、一言添えるのも、それはそれで、その人の個性になるでしょう。

    初めてスーツに袖を通す学生さんも多い就職活動ですが、同じような色やスタイルの中にも、自分なりの個性をチラリと効かせて、頑張って下さい。

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別れた直後に心が見える [心理の不思議 7]


別れた直後に心が見える



    会社の仕事で他社の人間と会わねばならない時などにも、実際に商談をしている間はお互いに緊張しているので見せることのない本音が、商談が終わって別れた瞬間に思わずポロリと出てしまうなどということもあるでしょう。

    「---ったく、疲れるんだよなァ、あの人との話は」などと、いう言葉が出る時は、おそらくその人の背中にも疲労感がにじみ出ているはずですね。

    ですから、もしも、あなたが相手の本当の気持ちを知りたい時は、別れ際にこそそのチャンスがあるといってもいいのです。

    恋人同士が楽しいデートの時間をすごしたあとで、「じゃァ、またね」と、別れた時、本当に相手のことが好きでたまらないのであれば、必ず、お互いの後ろ姿を何度も振り返り見送るはずです。

    しかし、もしも、あなたの恋人が別れた直後に、あなたが振り返っても、まったく知らん顔で帰路を急ぎ去るようであれば、その恋人にはあなたへの気持ちは、ほとんど薄れていると思っても良いようです。

    ましてや、振り返ることはおろか、急いで人ごみにまぎれようとするなどという場合は、その相手の浮気さえ疑った方がいいかもしれません。
    実は、わたしにもかつて、こんなことを言った人がいました。

    「わたすげさん、帰って行く時の背中、何だかとても疲れていたみたい。一緒にいてつまらなかった?」

    つまり、その相手は、わたしが帰って行く後ろ姿を見ていたのです。

    これは、まずいところを見られてしまいました。確かに、わたしは、その時緊張の糸が切れて、かなりダレダレだったのです。コートの背中に、その雰囲気がモロに出てしまっていたのでしょうね。

    でも、決して、その人といた時間がつまらなかったわけではないのです。ただ、人混みが苦手なわたしは、そういう場所での会話に、とにかく疲れてしまっていたのです。

    しかし、まさか、相手がわたしの帰る姿を振り返って見ていたとは気付きませんでした。

    そう言えば、小学生の頃、先生にこんなことを言われた人もいるでしょう。

    「遠足は、学校で解散すれば終わるのではありません。家へ帰り着くまでが遠足です。お家へ着くまでは、気持ちをとぎらせることなく、道草などせずにまっすぐに帰りましょう」

    そうです。

    別れた直後のあなたの行動こそが、本当の心を反映しているといっても過言ではないのです。

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