ほめ方の極意 [心理の不思議 14]
ほめ方の極意
「喜ぶ」という感情は、いったい何から出て来るかといえば、おそらく大半の人はこう答えるのではないだろうか。
「自分が誰かから認められた時、喜びが湧く」
と----。
誰かから認められるということは、すなわち一目置かれるとかプライドをくすぐられたことで認識できる感覚である。
「自分は、他の人よりも少しばかり特別なのだ」
と、思い込むことが「喜び」の最も近道だともいえるのである。
では、どうしたら「自分は特別だ」と、感じられるかといえば、それは他人から「ほめられる」という状況が起こった時ではないだろうか。
人は、ほめられて悪い気はしないものである。
たとえ、それがお世辞だと判っていても気分が良いことには違いない。
だが、一口に「ほめる」といっても、さて、一体どんなほめ方をすれば人は一番気持ちよく喜べるのだろうか?
「あなたって、頭が良いいだけじゃなくスポーツも得意でいいわね」
「美人でスレンダーなんて羨ましい!」
「お子さん、有名高校へ進学されたんですってね。おめでとう」
などなど、個人の能力を強調するのがいいのか、いや、スタイルなど外見の立派さを持ち上げるのがいいのか、それとも地位や名誉欲をくすぐるのが効果的なのか・・・。
ほめ方にも色々なバージョンがあるものだが、最も相手を喜ばせるためには、とにかく言葉をあいまいにしてほめるというやり方が一番効果的なのだそうである。
人は、具体例をあげてほめられると、確かにそれ自体は嬉しいと思うのだが、たとえば、「きみは本当に頭が良いね」と言われたとしても、「頭だけなの?」と、思ってしまうこともある。
つまり、具体的なほめ方ではすべての喜びの感情を満足させることは出来ないのである。
そのため、ほめ言葉は出来るだけアバウトなものにするのがいいらしい。
人はその言葉を自分に都合の良いように解釈することが多いので、喜びの質が均等になるのである。
しかし、このアバウトなほめ言葉ほど、ある意味難しいものはない。
アメリカの作家のヘンリー・ソローは、こう言っている。
「お世辞を言うのは易いが、称賛は難しい」
幸せは心の持ちよう [心理の不思議 14]
幸せは心の持ちよう
少し前のあるテレビ番組で、自身の前向き度を測るというものがあった。
確かな記憶はないのだが、ひな壇のゲストたちに、このような質問がされていた。
「もしも、あなたに小さな孫がいるとして、その孫に熊のぬいぐるみをプレゼントしたとする。孫は、大好きなおばあちゃんからのプレゼントだということで、もらった直後は本当に嬉しそうにお礼を言っていたのだが、しばらくするともうそのぬいぐるみには目もくれず、手持ちの人形で遊び出してしまった。そんな時、あなたはその孫に対して、どんな感情を持つだろうか?」
あるタレントは、「なんて失礼な孫だ。もう二度とおもちゃなんか買ってやらないからな!と思う」と、答え、また、あるタレントは、「そんなんなら、これからはお金をあげるから、自分の好きな物を買いなさいと言う」と、答えた。
しかし、専門家の意見では、これはどれも自分の気持ちを抑圧しているもので、よい考え方ではないということだった。
では、もっとも前向きな考え方はどういうものなのかといえば、それは、
「ああ、この孫は熊のぬいぐるみよりも人形の方が好きなんだ。孫の好みが判ったぞ」
と、考えることだという。
つまり、考え方の違いで実に進歩的な気持ちになることが可能なのだというのである。
あるアメリカの美容整形外科医は、整形で美しく生まれ変わった患者たちが、その後は性格までも一変するという現象を幾度も見て来たそうである。
だが、顔がどんなに綺麗になっても、やはり性格までは変わらなかったという患者も中にはいる。
その美容整形外科医は、人間は、外見が変わったこと自体に満足して幸せになるのではなく、外見が変わったことで自分に自信が付き、患者自身の世の中の見方が変わったために明るく前向きな性格に生まれ変わることが出来るのだということに気付いたのだそうである。
たとえば、テストで悪い点数をとってしまったとしても、すぐに落ち込むのではなく、それを「満点をとる喜びが次回に伸びたのだ」と思えば頑張る気持ちが持続するし、大好きな彼に振られても、「きっと、わたしにはもっとふさわしい相手がいるから慌てるなという神様の忠告なのだ」と、思えば、特別嘆き悲しむ必要もないということにもなる。
正に、幸せ、不幸せ、という感覚は、その人自身の心の持ちようで決まるということなのであろう。
あなたにとって必要な人とは? [心理の不思議 14]
あなたにとって必要な人とは?
人は不安に襲われると、その不安を和らげようとするために、無意識のうちに一人でいるよりも何人かの仲間といることの方を選択するようである。
「もうすぐ世界が終わる」
などという予言が世の中にまことしやかに広まると、新興宗教などの集団があちこちに誕生し始めるのも、おそらくはそうした理由に関係しているのだと思われる。
つまり、そこに集まる者たちの中に生まれた「不安感」という共通点が、ある種の団結意識をもたらすものなのだそうだ。
人が人を必要とする時、その接着剤の役割として「共通意識」が不可欠なのである。
どんなに近くに人がいても、その人が自分とはかけ離れた境遇や目標、趣味などを持っている場合は、そこに「必要感」は生まれ得ないものなのだという。
ところが、その「必要感」をより大きなものとして認識する場合は、そこにもう一つの条件が加わる。
それは、仲間になる相手が自分とは同じ境遇、同じ目標を持つだけではなく、その目標をクリアするために、自分とはまったく異なる発想をする人物である----と、いう条件なのだとか。
相手が自分と同じ発想しか出来ない人物ならば、自分にとってそれは確かに仲間ではあっても頼れる存在とは言い難い。
だが、同じ目標を持ちつつも、自分が考えもつかない発想で難局を切り抜けることが出来る人物ならば、それほど心強い仲間はいない。
要は、人が人を必要とする時、相手に望むことは「自分と目標が同じで共通意識を持つ、発想の差が大きい人物」と、いうことになるようだ。
男女の場合は、この感覚が恋愛感情に発展することも少なくないという。
「共通感覚の中の意外性」に、人は惹かれるのかもしれない。
言われてみれば、あまりにも人生の価値観が異なる相手同士は、どれほど努力してもお互いに共感すら出来ないものである。
かつての日本では、子供の結婚は互いの親同士がすべておぜん立てを整え、たとえ結婚が決まってもその相手とは婚礼の席に臨むまで顔を知らないということが習慣としてあった。
しかし、そんなカップルでも末長く夫婦として暮すことが出来たのは、元々夫婦の育った境遇や価値観がそれなりに似通っていたためという理屈も成り立つだろう。
もしも、あなたが夫、または妻に倦怠を感じ始めているのだとしたら、二人の間に共通点が見出せなくなってしまったせいか、もしくはその真逆で、お互いを知り過ぎてしまい意外性を見付けられなくなっているせいなのかもしれない。
開き直りの常套句 [心理の不思議 14]
開き直りの常套句
ヤフー知恵袋の質問に、「わたしって、ブスだから」というように、「~だから」を連発する人がいて、イライラするという投稿がありました。
確かに、こういう口癖の人はいますよね。
「わたしって、バカだから・・・」「わたしって、ドジだから・・・」
そんな言い方をすることで、自分が失敗したり物事を成し遂げられなかった時の世間の評価に対して、自己弁護のための予防線をはろうとしているわけです。
しかし、こういう人は、決して本心から自分のことをブスだとか、頭が悪いと思っているわけではありません。
むしろ、周囲は自分をそんな風に評価はしていないだろうと、高をくくっているからこそ、こうした軽口を叩くのです。
いつもテストで100点を取るほど頭の良い子供に限って、「テスト、ぜんぜんダメだった」とか、「勉強しなかったからな・・・」などというものですよね。
そういう子供ほど、内心は自信満々なことが多いものです。
あなたの周りに、「わたし、~だから」という開き直りの常套句を良く使う人がいたら、本心ではない可能性が大だと思っても間違いはないようです。
でも、そういう口癖の人に限って、実は、本当に残念な人の場合があるんですけれど・・・ね。
つまり、人は、自慢したいことがあると、わざと逆のことを口に出すことがよくあるのです。
「わたしって、ホント、バカよね」と、いう女性には、たいていの人は、「そんなことないわよ。あなた賢いじゃない」と、女性を擁護する声をかけるものですし、「わたしって、ブスだから」と、言われれば、「そんなことないわ。あなた、可愛いわよ」と、否定するのが普通です。
そういう厄介な女性は、その褒め言葉を待っているわけです。
正に、逆こそが真実----と、いう考え方からすると、何の前提もなくいきなり、「自分には理解ある大勢の仲間がいて幸せだ」というようなことを言いだした人には要注意です。
本心は、往々にして反対の意味の場合があるのですから。
体型から性格が判る [心理の不思議 14]
体型から性格が判る
体型と性格は、あまり関係ないと考えがちですが、やはり、ある程度の性格は体型で判断できるのだそうです。
★ 丸くてぽっちゃり型の人は、社交性もあり明るく楽しいタイプの人が多いですね。
また、こういう人は、親切で、積極的な温かみのある性格だともいわれます。
しかし、感情の起伏が大きくて、ものすごく喜んだかと思うと、突然、ささいなことで怒り出したりもします。
大したことでもないのにいきなり泣き出したり、落ち込んだりするなど、予測不能な感情の変化を見せるのも、こうした体型の人の特徴だそうです。
では、こういう体型の人との話は、どうやって進めればいいのでしょうか?
それは、話をする時、最初からテーマを一つに絞って、短時間で結論を出すような会話をすることです。
同じ話題に時間を取られたり、いくつもの話題を一気に持ち出すと、情緒的にややムラがあるため、途中で飽きてしまうこともしばしばです。
★ 次に、痩せ型の人ですが、基本的には生真面目で神経質タイプの人が多いようです。
自分の殻に閉じこもりがちで、社交性はあまりありません。
ちょっとした相手の言葉にも敏感に反応してしまうデリケートな面があるため、何かを決断するまでに、かなりの時間がかかることも・・・。
とはいえ、逆に相手の気持ちには無頓着で、「空気が読めない人」と、思われることがあるのも、このタイプだそうです。
こういう人と付き合う際は、ぽっちゃり型の人とは逆に焦りは禁物。時間をかけながらゆっくりとお互いの理解を深めて行くのが最良の手段だそうです。
★ では、筋肉質で骨太のスポーツマンタイプの体型の人は、どんな性格なのでしょうか?
そういう人は、几帳面でルールを重んじる集中力に富んだ人だといえるようです。
体力にも恵まれているため、一つのことを長時間続けても平気な規律人間だといえそうです。
礼儀正しく、正義感も旺盛。実に、頼りがいのある人なのですが、なかなか頑固な一面も持ち合わせていて、一度決めたことを簡単には翻さない堅物だと思われることが少なくないようです。
ですから、こういうタイプの人と親しくなるためには、とにかく時間を守ること。そして、本当に親しくなるまでは、敬語を崩さないことだそうです。
しかし、いったん気心が知れてしまうと、呼び捨てでも許してくれる気さくさをみせるのもこの体型の人です。
大丈夫はダメの裏返し [心理の不思議 14]
大丈夫はダメの裏返し
ある実験があったそうです。
有名な歌手のコンサートやスポーツ観戦のチケットを手に入れようと長蛇の列を作るファンの人たちに、心理学者がこう訊ねたのだとか。
「チケットは、手に入ると思いますか?」
すると、前の方に並んでいる人たちは、もちろん、チケットは買えると答えたのですが、中ほどに並ぶ人たちは、
「もしかしたら、売り切れてしまうかもしれない」
と、かなり弱気の発言が目立ったのだそうです。ところが、不思議なことに、もっと後方へ並ぶ人たちに同じ質問をしたところ、
「大丈夫!絶対に買える」
と、答えた人が多かったそうで、実に奇妙な心理の逆転現象が起きていたのだといいます。
これは、無意識のうちに自分自身が受けるかもしれないショックを和らげるための予防線をはる心理現象で、中ほどに並んでいた人たちは、本心では、「おそらくチケットは買えるだろう」と思っているのです。
「しかし、万が一買えない時も、がっかりすることはない」と、自らに言い聞かせるため、あえて「売り切れてしまうかもしれない」と、思い込もうとしていたというわけです。
これを心理学用語で、セルフ・ハンディキャッピングというのだそうです。
その反対に、ほとんどチケットは買えないと思われる後方の人たちは、自分の気持ちを奮い立たせるためにわざと、「大丈夫!」と言っていたのであって、決して本心からの発言ではなかったのです。
その心理学者は、これを「ギャンブラーの幻想」と呼び、彼らは真逆の発言で自らを縛り、現実を否定しているのだと説明します。
しかし、ある意味、これは危険な思考であり、こうした幻想を常に抱き続けることにより、人は等身大の自分を見失うことにもなり兼ねません。
「大丈夫!」とか「出来る」という言葉を安易に口に出す人は、むしろ、「ダメだ」「出来るわけがない」と、確信している人ということも往々にしてあるのです。
そのため、あまり立て続けに「大丈夫」「出来る」を連呼している人の言葉は、要注意と思ってよいようです。
これと似ているのですが、聞きもしないのに取り立てて自分の能力や人脈の広さを自慢する人も、この「ギャンブラーの幻想」にハマっている可能性があるようです。
つまり、自慢するようなことなどないという人に限って、わざと誇張した表現を使いたがる傾向にあるということのようですね。
心理テスト・クリスマスの夜 [心理の不思議 14]
心理テスト・クリスマスの夜★
今夜は、クリスマス・イブです。
彼にクリスマス・ディナーに誘われたあなたは、ドレスアップをして予約してあるホテルの上層階のレストランへ行きました。
そこには、既に彼が待っていて、その前のテーブルには、可愛いクリスマス・ケーキともう一つの何かが置かれていました。
もしも、置かれていたら嬉しい何かを想像してみて下さい。
それは次のうちのどれですか?
A 大きな丸鳥のロースト。
B リボンがかけられた大きなプレゼントの箱
C 大きなバラの花束。
D リボンがかけられた小さな箱
これは、あなたが彼と結婚したのちに理想とする生活を暗示する心理テストです。
Aを選んだあなたは、とにかく食べるに困らない生活が理想です。彼の出世や住まいへの希望は二の次。毎日がおいしいものであふれていれば、それで満足な結婚生活を夢見ています。
Bを選んだあなたは、結婚生活に対して高望みや分不相応な背伸びはしません。とにかく、毎日が平凡でもそこそこに生きて行ければ幸せで、プレゼントにも、高級品をもらうよりも実用的な洗剤やタオルなどの日用品をもらうことを嬉しいと感じるタイプです。大きな箱の中身は、信州の冬に重宝する安価な厚手のストールだったかもしれませんね。
Cを選んだあなたは、とにかく華やかな雰囲気に弱いタイプです。結婚生活には子供も義父母も小姑もいらない。夫婦二人だけの生活が大切で、二人がいつも見詰めあって暮らせることが一番の幸せと思っています。しかし、バラの花はいつまでも咲いてはくれません。夫婦の関係も花がしおれるように、互いに飽きが来てしまったらあっさりと終わりになる予感がします。
Dを選んだあなたは、とにかく決まりごとに対して敏感です。結婚生活もきちんと手順を踏みたい方で、面白みがないと言われても、堅実こそが美徳だと信じています。あなたは、小さな箱に入っているのは、たぶん、婚約指輪だと想像しているはずです。マニュアル通りに物事が進まないと、不安に感じるタイプだといえるでしょう。
さあ、あなたの理想の結婚生活は、どれですか?
ブロガー心理の妙 [心理の不思議 14]
ブロガー心理の妙
あなたのブログの内容は、陽と陰に分けると、どちらのタイプに近いでしょうか?
ブロガーには、色々なタイプの人がいて、自分の心情など二の次とした世間一般の考え方を書き連ねる人や、自分にとっての楽しい話題だけをチョイスして書く人もいれば、不安や心配事などをストレートに書く人もいますよね。
また、自分の生活態度に対する言い訳ばかりを並べる人も中にはいます。
自分にとって楽しい話題ばかりを書き連ねる人は、どちらかといえば小心な人が多いのだそうですね。
そういう人は、反面、かなりの神経質でもあるので、いつも気持ちの中に何かしら不安やコンプレックスを抱えているのだとか・・・。
ために、それを隠そうと、わざと明るく見せたり、時には偉ぶってふるまうこともあり、その態度が存外不遜に見えて、時には敵を作りやすくもなるのだそうです。
その反対に、ブログにはいつも怒りや不満、世の中への疑念ばかりを書く人もいます。
わたしなどもおそらくこのタイプだと思います。(^_^;)
しかし、こういう人は、意外や性格的には秘密主義者の面があり、あまり本心を明かさないのだとか・・・。
(つまり、見かけによらず腹黒い・・・のかな?)
考え方や意見、苦言はどんどん言うのですが、いざ、自身の心の問題となると一気にトーンダウンしてしまい、それが殊に自分にとって嬉しいことだったりすると、なおさら無口になってしまうのだそうです。
確かに、わたしもそういう傾向がありますね。
本当に嬉しいことや楽しいことは、ほとんどブログには書きません。
そういうことは、自分だけで納得していればいい話だと思っていますから----。
以前、「ブログから寂しい気持ちがよく伝わって来る」という匿名のコメントが入ったこともありましたが、思わず失笑しながら、丁重に削除させて頂きました。(苦笑)
また、ブロガーの中には、常に自分を一段高い位置に据えて、他のブロガーを上から目線で見なくては自尊心が保てないという難儀な人も少なくありません。
そういう人の文章は、一度読めばすぐ判りますよね。
常に、自分は門外漢を気取りながら、そのくせコメントで痛いところをつかれると、笑ってごまかそうとするような「なんちゃって紳士淑女」です。
でも、ことさら飾り立てることもなく、真正面から意見や気持ちを正直に吐露しているブロガーもいる。
そんな記事からは、書き手の真剣で素直な性格が伝わって来て、自然と好感が持てるように思います。
さて、あなたのブログはどのタイプに属しますか?
あなたが書くブログの内容こそが、実は、現実のあなた自身が、本当になりたい自分なのかもしれませんよ。(ー‿ー)!!
彼女の本気度を見抜くには・・・ [心理の不思議 14]
彼女の本気度を見抜くには・・・
あなたには、社内に好意を寄せる女性社員がいます。
その女性社員を食事に誘いたいと思い、ある日思い切ってこう訊ねました。
「ねえ、今度の休みだけど、何か用事あるのかな?」
「どうして?」
「もし、良かったら、一緒に映画でも観て、その後食事でもどうかなと、思って・・・」
「ごめんね。その日は、ちょっとやることがあるの」
「そうか・・・。じゃァ、いつならいい?」
「このところ仕事が立て込んでいるから、判らないわ。また、機会があったらね」
この会話では、女性社員にはあなたと食事をする気持ちはほぼないと考えてよさそうですが、それが判るのは、彼女が二度、あなたの誘いを断わっている点です。
「その日は、ちょっとやることがあるの」
「このところ仕事が立て込んでいるから----」
しかも、「また、機会があったらね」と、あいまいな返事をしていて、あえて具体的な日にちをあげてはいません。
しかし、もしも、彼女の返事がこんな具合だとしたら、
「その日は、ちょっとやることがあるの。でも、次の休みなら、たぶん空いているはずよ」
「このところ仕事が立て込んでいるから----。でも、また、気が向いたら誘ってちょうだい」
これなら、案外脈ありだと見ていいようです。
女性社員に少しでもその気があるのなら、誘いを一度断っても必ず自分から都合のいい日を指定したり、再度の誘いを促すはずなのです。
相手の言葉をよく観察すると、ささいな違いにも答えが隠れていることはママあるようですね。
じっくり派、テキパキ派 [心理の不思議 14]
じっくり派、テキパキ派
あなたは、自分の性格を考えた時、次のどちらのタイプに近いと思いますか?
A 携帯電話が手放せない。
いつも仕事に追われていないと不安だ。
一つの仕事に長時間かけるよりも、幾つもの仕事を短時間ずつ消化したい方だ。
日に何度も友だちからのメールが入らないと不安だ。
B 携帯電話を家へ置き忘れて来ることがある。
一つの仕事に没頭すると、他のことは眼中になくなる。
一度にいくつものことが出来ない無器用な人間だ。
友人からのメールは、一日一回確認すれば十分だ。
Aのタイプだと思う人は、明らかにテキパキ派人間ですね。
同時に幾つもの仕事をこなし、一日に何人もの人間に会わないと世間から取り残されているのではないかと焦るタイプです。
こういうテキパキ派の人は、時間を有効に使うことばかりを考えるあまり、とかく感情面がおろそかになりがちだそうです。
つまり、相手との気持ちのやり取りが出来ていないのに、上辺だけの付き合いは多いということで、本当の友情や恋愛を手に入れることが難しい人だといえるのです。
たとえば、一人の人と長い時間をかけてじっくり話をする術を身に付けないと、結婚生活もままならないことになりかねません。
週に何回も恋人と会ったとしても、一回の出会いで会話をする時間が短い人たちの恋は、結局破綻する確率が高いのだとか・・・。
それよりも、月に数回しか会うことが出来なくても、会った際の時間をゆっくりと有効に活用するBタイプの、一見、生き方が無器用に思える人同士の方が、案外、恋愛も長続きするようですよ。
*** 資料参照