開き直りの常套句 [心理の不思議 14]
開き直りの常套句
ヤフー知恵袋の質問に、「わたしって、ブスだから」というように、「~だから」を連発する人がいて、イライラするという投稿がありました。
確かに、こういう口癖の人はいますよね。
「わたしって、バカだから・・・」「わたしって、ドジだから・・・」
そんな言い方をすることで、自分が失敗したり物事を成し遂げられなかった時の世間の評価に対して、自己弁護のための予防線をはろうとしているわけです。
しかし、こういう人は、決して本心から自分のことをブスだとか、頭が悪いと思っているわけではありません。
むしろ、周囲は自分をそんな風に評価はしていないだろうと、高をくくっているからこそ、こうした軽口を叩くのです。
いつもテストで100点を取るほど頭の良い子供に限って、「テスト、ぜんぜんダメだった」とか、「勉強しなかったからな・・・」などというものですよね。
そういう子供ほど、内心は自信満々なことが多いものです。
あなたの周りに、「わたし、~だから」という開き直りの常套句を良く使う人がいたら、本心ではない可能性が大だと思っても間違いはないようです。
でも、そういう口癖の人に限って、実は、本当に残念な人の場合があるんですけれど・・・ね。
つまり、人は、自慢したいことがあると、わざと逆のことを口に出すことがよくあるのです。
「わたしって、ホント、バカよね」と、いう女性には、たいていの人は、「そんなことないわよ。あなた賢いじゃない」と、女性を擁護する声をかけるものですし、「わたしって、ブスだから」と、言われれば、「そんなことないわ。あなた、可愛いわよ」と、否定するのが普通です。
そういう厄介な女性は、その褒め言葉を待っているわけです。
正に、逆こそが真実----と、いう考え方からすると、何の前提もなくいきなり、「自分には理解ある大勢の仲間がいて幸せだ」というようなことを言いだした人には要注意です。
本心は、往々にして反対の意味の場合があるのですから。
<今日のおまけ>
今日も朝から何かとバタバタしていた。
やることが多くて、大変だ。
だから、師走はあまり好きではないのだ。
背中がバキバキになるので、鴨居にぶら下がるようにして、時々背骨をのばす。
日に何度もこれをしないと、背中が疲れて歩くことも出来ない。
本当に、骨は大事だと思う。