何故、女性は騙されるのか? [心理の不思議 14]
何故、女性は騙されるのか?
「あたしのこと、好き?」
彼氏に向かって絶えずこんなことを言い続ける女性がいるそうだが、どうして彼女はこうも頻繁に彼の愛を確かめなければ気が済まないのか?
彼が誰か他の女性に心を奪われるかもしれないことを警戒しての質問なのか?
もちろん、それも多分にあるだろうが、こういうことをことある度に訊いて来る女性は、要するに幼児性が強いということなのだそうだ。
彼女は子供の頃も、親に向かっていつもこれと同じことをしょっちゅう訊ねていたはずである。
「ママ、あたしのこと好き?」「ママ、あたし、可愛い?」
母親はこれに対して必ずこう答える。
「もちろんよ。ママは可愛い〇〇ちゃんが大好きよ」
この一言で、子供の気持ちは穏やかになるのだそうである。だから、大人になっても彼女は彼氏に同じ答えを求める。
そうすることで、彼の愛を確かめるのである。
しかし、彼女に対して包容力という大人の恋愛感情を懐く彼氏にとっては、この質問は次第に煩わしいものとなって来る。
「どうして、いちいちそんなことを訊いて来るんだ?おれの愛情を疑っているのか?」
彼女は、別に彼の愛情を疑っているわけではないのだが、自分へのほめ言葉やプレゼントなどの好意を示す具体的なものがないと愛情そのものを実感できないのである。
これこそが彼女の中の幼児性であり依存性なのだという。
やがて彼女は、ほめ言葉もかけてくれない彼氏に物足りなさを感じ始める。そこへ偶然にも、彼女をべた褒めする別の男性が現われたりすれば、途端に彼女はそちらの男性へと気持ちを移してしまうことなど、容易にあり得る話なのである。
べた褒めしてくれる男性が本心から褒めている場合は、それもいいだろうが、初対面から会釈もなく女性の機嫌をとりまくるような男性の中には、当然遊び感覚で女性をひっかけようと思っている者も少なからずいる。
だから、そういうご機嫌とり男性を運命の人だと勘違いしてしまった女性は、男性に去られたあとで、「騙された!」と、思うのだ。
つまり、ほめ言葉でしか相手の愛情を確信できない女性は、騙されやすい女性ということになる。
あなたは、自分をチヤホヤしてくれた相手に、簡単に気を許してはいないだろうか?
もしも、あなたに対して必要以上のほめ言葉を並べる相手がいたら、一度じっくりとわが身を振り返ることも必要だ。
「自分は本当に、そこまで褒めそやされるほどの人間なのだろうか?」
と----。
<今日のおまけ>
大型連休ということで、四月に大学へ入学したばかりの甥っ子が初めての帰省。
外食三昧かと思いきや、向こうでは、しっかりと自炊生活をしているらしい。
子供って、本当に大きくなるの早いよね~。
で、今、ヤフーの知恵袋を読んでいたら、「長話好きなママ友から逃げるには、どうしたらいいか?」という相談が投げかけられていた。
どうやら、質問者を待ち伏せしては延々二時間は話し続け、終いには質問者の家までついて来るらしい。
しかも、話の内容は子供自慢や人の陰口ばかり。いい加減うんざりなので、途中でトイレに行きたいとか言って長話を打ち切らせようとするのだが、「続きがあるので、ここで待っているね」とかいう無神経さで参っているというのだ。
こういう人って、確かにいるよね。
そこまで話がしたいか----?と、呆れるくらいだが、本人は聞く側の迷惑などまったく意に介さないものだ。
わたしにもこうした迷惑な長話を聞かされて参った経験があるが、その時は、相手に何も言わずに話の途中でスーっと視界から消えてやった。
別に追いかけてまでは来なかったけれどね。