自信の裏付け [心理の不思議 9]
自信の裏付け
新聞を読んでいたら、男子中学生の投稿記事に、
「自分はどうしても自信が持てずに悩んでいる。一人で何かをする時はうまく出来ても、部活でみんなと一緒に行動すると、急に自信がなくなってしまうので、何とかしたい」
と、いうものがありました。
自信を持つということは、大人でも難しいものです。
きっと、その男子中学生に学校で勉強を教えている先生たちも、毎日がドキドキもので、「自分の教え方が間違っていたらどうしよう・・・」と、そんなことばかり考える日々の連続なのだと思います。
でも、大人は、簡単に自信がないような顔はしません。
そんなことをしたら、途端に保護者や生徒たちの信用をなくし、職を奪われてしまうかもしれないのですから・・・。
ですから、大人は、自信がない時でもあるように演技をします。「自分のやっていることは間違ってはいない。これだけ勉強しているのだから、大丈夫」と、一生懸命自分自身に言い聞かせるのです。
すると、何故か、いつの間にか「自分はこれで良いんだ。このやり方で正しいのだ」という思い込みが生まれて来るのです。つまり、自分に自分で暗示をかけるわけですね。
そして、その思い込みが成果となって表われ、その成果が一つ、二つと積み重なって行くうちに、それが自信につながって行くのです。
とはいえ、大人の中には時に、大した実績や知識がないにもかかわらず、自分を過大評価して誤った自信を持っている人も少なくありません。
とかく、政治家などにそうしたタイプの人が多いようですね。
議事録一つ満足に読みこなせない人が、政治家になっている場合もありますから。
もしも、自分には自信が足りないと思ったら、まず手始めに自分を自分で褒めること。
周りがなんと言おうと、「自分はこれでいいのだ」と、思い込むことが大切なのです。
もしも、部活で「また、間違っている!」などと指摘されても、いちいちビクつかずにこう考えればいいのです。
「間違っているこっちに合わせることが出来ない、お前の方が未熟なのだ」と・・・。
そうやって気持ちの余裕が出来れば無駄な緊張も解けて、自然と間違わないようになりますから----。
自信の裏付けとは、要は、如何に自分を常に正しいと思い込めるか----に尽きるのです。
まあ、時々、思い込みが強すぎてハタ迷惑な人もいますけれど・・・ね。(笑)
<今日のおまけ>
被災地の風景をテレビで観ていて、驚くことがある。
子供たちが半袖姿で走り回っていたり、早くも桜が咲いていることだ。
岩手県、宮城県、福島県は、信州よりも北にあるはずなのに、どうしてこんなに暖かいのだろう?
こちらは、まだまだ桜が咲く気配はない。今日あたり、もしかしたら少しは開き始めるだろうか?
太平洋側の温暖さに、北信濃の片田舎ではため息をついている。
長野県北部地震に見舞われた栄村では、昨日、30センチの積雪があった。
志賀高原は吹雪だ。
我が家も、まだまだストーブが欠かせない。
2011-04-21 11:26
コメント(2)
お邪魔いたします。
好きな言葉に「自信は努力から」があります。
by ガンガンガン速 (2011-04-21 15:30)
ガンガンガン速さまへ>
「自信は努力から」---良い言葉ですね。
努力があってこそ、成果も生まれますから。
わたしの場合は、褒め言葉が自信につながるタイプです。(笑)
by わたすげ (2011-04-21 17:52)