春本番の陽気 [ちょっと、一息 44]
春本番の陽気
今日は、ようやく春らしい気温になった。
散歩をしていても、上着を着ているのが暑いくらいのポカポカ陽気だ。
散歩をしていると、観光客に道を訊ねられることが多いと以前も書いたが、近頃は特に頻繁になった。
昨日は、男女数人の観光客グループから、
「一茶の散歩道は何処ですか?」
と、訊かれた。
時間もあったので、その入り口付近まで案内し、
「ここですけれど、かなりの山道ですよ」
と、説明したところ、女性観光客たちはハイキングコース程度のものだと、歩く気満々だったのだが、男性陣の方が尻込みをしてしまった。
「あたし、今日はハイヒール履いて来ちゃったから、山道は無理」
などと、冗談を言いいながらも乗り気は皆無。
ならば、世界平和観音からの下りコースを歩かれては----?と、提案すると、そちらの方に気持ちが動いた様子だった。
その後、彼らがどう行動したのかまでは見届けなかったが、自力で歩こうという気概の観光客が出て来たことは、観光地にとって喜ばしい現象である。
近頃は、目的地まで自動車移動出来ないと観光を断念してしまうような旅の仕方が主流なのだが、本来、旅とはそんな安易なものではないはずである。
旅の面白さは、その場所を自分の足で歩いてこそ発見出来るものなのだ。
歩くからこそお腹もすく。
現地で食べる郷土料理がうまいのも、当然のこと。
観光客から「何処かおいしいレストランや喫茶店は知りませんか?」と、訊ねられることもしばしばなのだが、そうした質問にも答えられるような知識を蓄えておく必要性も実感する昨今である。
<今日のおまけ>
オムライスなどを作る時、ケチャップライスを包む薄焼き玉子だが、薄いが故にライスを包む際に穴があいてしまったという経験のある人も多いだろう。
そんな時は、鶏卵をとく時に少量の水溶き片栗粉を混ぜると、フライパンで焼いても穴があきにくいのだそうだ。
で、さっそくやってみた。
確かに、薄くてもしっかりとした薄焼き玉子が出来た。
だが、この水溶き片栗粉、あまり入れ過ぎると玉子焼がしっかりし過ぎておいしくないので、加える量には気を付けて欲しい。