インターネットの不安感 [ちょっと、一息 4]


[携帯電話]インターネットの不安感



    インターネットに投稿される面白動画が好きで、時々観ているが、これと同じ動画がテレビで放送されているのを観る時と比べて、インターネットではどうしても面白さが半減してしまうのは何故なんだろう?

    テレビで観ている時は、お腹から笑えるのに、パソコン画面上では苦笑程度----。

    やはり、どうしてもパソコン画面には真実味がないのかもしれない。

    何かを読むにしても、観るにしても、頭の片隅には常に「こんなもの嘘かもしれない」という思いが付きまとう。

    しかし、これがテレビ局という媒体を介することで真実の映像はもちろん、それがたとえ嘘でも安心して楽しめるのだ。

    視聴者が得る情報には、ある程度の拠り所という物がどうしても必要である。

    近頃読んだある評論で、「今までの物の見方は、何が正しくて何が間違いかだったが、インターネットが普及した今、その見方が180度変わった。物事は正しいか否かではなく、どの方向からそれを見ているか?----と、いうことが大事なので、すべてが正しく、すべてが間違いなのである」と、いう趣旨の物があったが、そういう一見正論めいた、しかし、実はとても曖昧で逃げ道だらけの考え方が、特に60代前の人々に広がり始めている。

    つまり、誰もが自分以外の認識を信頼できなくなったという世界が広がり始めているのかもしれない。

    インターネットの普及は、言わば人類全員を評論家にしてしまったのである。

    そこには、誰の意見が正しく、誰の言葉が間違っているという判断を下せる者は一人もいない。

    でも、わたしは、やはり、何かを読んでいても観ていても、それを信じて安心しながら楽しみたい方だから、これからも出来るだけ映像はテレビで観たいし、文字は紙媒体で読みたいと思う。

    やはり、世の中にはアナログも必要なのではないだろうか?

    人間という動物自体が、結局はアナログなのだから・・・。

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