話しベタは直る [心理の不思議 9]


話しベタは直る


    そもそも、どうして子供が話しベタになるかというと、母親や教師などの大人が子供の話をしっかりと時間をかけて聞いてあげないからなのだそうです。

    子供は、誰もが人と話をしたくて、自分のことを知ってもらいたくてたまらないのです。

    ところが、大人は、そんな子供の他愛もない話を、いちいち仕事の手を休めてまで聞こうとはしません。

    しかも、子供は語彙を多くは知りませんから、言いたいことがすべて言葉になるとは限らないのです。

    言いたいことがあるのに、何と表現していいのか判らないために、スムーズに話が進まず、大人はますますイライラしてしまうのです。

    そこで、

    「ああ、その話はまたあとで聞くから・・・」

    「うるさいわね!今忙しいのよ」

    つい、子供にこんなことを言ってしまうのですが、これを言われた子供は、「大人に話かけると叱られる」と、思うようになり、やがて、しゃべること自体が怖くなってしまうのです。

    そうなると、性格も暗くなり、社交性もなくなります。

    もしも、そんな子供が何か話をしたいような素振りを見せたら、笑顔でじっくりと聞いてあげることです。

    そして、感情を大きく表わし、話しの内容に感心してあげることも重要です。

    そうすることで、子供は、自分の話は人を楽しませることが出来る----と、自信を付け、人前で話すことを苦痛と感じなくなるのです。

    子供の話しベタは、入学試験の面接などにも影響します。

    出来るだけ早いうちに周囲がそれに気付き、ゆっくり時間をかけて直してやることも大事なのです。

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    <今日のおまけ>

    今日も天気が良くて暖かでしたね~。

    このくらい暖かいと、ゆっくりと何かを考えようと思う気持ちも出て来ます。

    寒さは、人間の思考までも停止させてしまい、意欲も削いでしまいます。

    そう考えると、日本の受験シーズンは最もまずい時季にセットされていると言えますね。

    もしも、初夏などの比較的過ごしやすい頃に受験シーズンをずらせば、もう少し余裕を持って試験に臨めるのではないかと思います。

    

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