出世のテクニック [心理の不思議 7]


出世のテクニック


    アメリカのビジネス界では、「出世をしたければ、上司のサル真似をしろ」と、いうことがよく言われるそうです。

    ファッション、自動車、ヘアスタイル、コーヒーカップ、スポーツ、愛読書、果てはペットまで-----。

    とにかく、上司の全てを模倣することで、上司もその部下を信頼し好感を持つようになるのだそうです。

    しかも、これは効果絶大だとか。

    周囲からは奇異な目で見られたり、「腰巾着」と陰口をたたかれるかもしれませんが、出世のためと割り切れば、試してみる価値はあるかも知れません。

    また、ここまで上司と同一化しないにしても、しゃべり方を少し似せるとか、歩き方や視線の動かし方を真似するだけでも、効果はあるそうです。

    人間には、自分と同じ趣味を持っていたり、同じような体験や考え方をする人を好きになるという習性があります。

    これは、「類似性の要因」ということでも書きましたが、同郷だということだけでも意気投合する場合も多いのです。そういうことから、ひいきのスポーツ・チームのファンたちが同じユニフォームを着て一体感を確かめたり、チームの歌を歌うことで結束したりもするのです。

    ただ、上司が男性で部下が女性の場合、この真似をするという行為は少々難しい場合もありますが、さりげなく上司と同じ趣味のハンカチを持ったり、上司の好きな柄のネクタイと同じ模様や色の服を着るだけでも好感度は増します。

    上司が良く使う口癖を覚えておいて、自分も使ってみるということもいいでしょう。

    「朝の一杯の野菜ジュースは、体を目覚めさせるのに最適だよ」

    上司がアドバイスしたような時は、率先して、

    「わたしも今朝、同じものを飲んできました。何だか頭もクリアに働くようですね」

    などと同調してみることも大事でしょう。

    真似の原則は、相手に自分を合わせることです。媚びているなんて、卑屈な考えは捨てましょう。

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