忙しい六月 [ちょっと、一息 45]
忙しい六月
六月に入って、まずエアコンが壊れた。
この季節はずれの暑さにエアコンなしは辛いので、慌てて電気屋さんへ----。
一番安価な六畳用を見付けて、即行、取り付けてもらった。
その後、ひょんなことから家族が入院し、毎日病院と家の往復が始まる。
これが案外重労働で、帰宅後はクタクタだ。
とはいえ、まあ、一週間程度の短期入院だったのでホッとした。
加えて、連日の気まぐれな天候も手伝い、外干している洗濯物を入れたり出したりで大わらわだ。
一日が終わると、もう何もしたくなくなるという訳で、パソコンを開くことさえ忘れていた。
だが、このままでは、キーボードの叩き方までもお返ししてしまいそうなので、今日は、久しぶりにブログをアップしてみた。
世間は、サッカーのワールドカップで大騒ぎだが、日本も今度こそ勝ち点3をゲットして欲しいものだ。
でも、サッカーは、野球と違って大雨の中でもゲームを続行しなければならないのだから大変だ。
ボールが水を吸ったことでよく飛ぶようになるという人もいるが、やはり足元が濡れているために体力の消耗は否めないだろう。
出来るなら、次の試合は晴天の下で思う存分戦ってもらいたい。
真夏のような暑さ [ちょっと、一息 45]
真夏のような暑さ
連日、真夏のような暑さが続いている。
朝晩が涼しいので、まだ何とか過ごせるが、五月のうちに30度近くまで気温が上がるなど、こんな年も珍しい。
つい四月まで氷点下に下がっていたことが嘘のような暑さである。
この暑さが原因なのか、このところ、便秘に悩む女性が増えたような気がする。
コンビニで会ったある女性も、いつものヨーグルトがないと困ると言って買いだめていた。
「冬の間は、こんなことなかったんだけれどね・・・」
急に汗をかくようになったことで、水分不足が関係しているのかもしれないと話す。
確かに、ちょっと動いただけでも汗が出る。
昼間と夜の寒暖差も大きいので、着る物にも気を使う。
案の定、腎機能も落ちた。----これは、マジでやばい!
水分補給をこまめにしなくては・・・。
それにしても、昨晩の雷鳴はすごかった。
あのバリバリ!!という轟音からして、きっと近くに落ちたに違いない。
認知症行方不明者 [ちょっと、一息 45]
認知症行方不明者
先日のニュースで、七年間行方不明となっていた認知症の妻の居所がようやく判明し、夫の元に戻った報じていた。
夫は、認知症を患っている妻の消息が判らなくなった直後に、警察に行方不明者捜索の依頼をし、自らも二万枚のビラを作って妻を捜していたのだそうだが、この情報を受け取っていた別の県警が妻の名前を誤ってコンピューターに登録してしまっていたために、見付けることが出来なかったのだという。
実は、妻は、行方不明になったその日のうちに、身柄を保護されていたというのだから運命は皮肉である。
現在、国内には届け出があった人数だけでも一万人以上の認知症行方不明者がいるそうだ。
この間のテレビ番組では、専門の医師が認知症の症状について話していたのだが、患者は、何処何処へ行こうと思いついて家を出たとしても、途中で何処へ行こうとしていたのか、何のために外出したのかが判らなくなってしまうのだという。
以前、我が家の近所でも、初期のアルツハイマー型認知症の女性が、役場へ行こうと思い立ち家を出たのだが、途中で何をしに何処へ行こうとしていたのかが判らなくなり、家から十キロほども離れた場所でふらふら歩いている彼女を、偶然見かけた知り合いのタクシー運転手が助けたという例があった。
また、数年前には、散歩に出たまま帰らなくなったお年寄りが、半月ほどして山の中で亡くなっているのが見付かったということも。
どうして、いつもは行ったこともない山の中まで入ったのか、家族にもまったく心当たりがなかったという。
今回発見された妻は、保護されたのち介護施設で生活をしていたようだが、失踪していた七年の間にも認知症はかなり進んでしまっていたようだ。
とはいえ、彼女の身柄を保護した自治体では、ずっと何処の誰とも判らない女性の生活を生活保護費などを利用して面倒みて来たわけである。
では、認知症の身元不明者となれば、保護した自治体は無条件でその人の生活を保障してくれるのだろうか。
生活費が支払えないからといって、簡単に保護を放棄することも出来ないだろうから、面倒みざるを得ないのだろうが、こうした人たちが今後増え続ければ、自治体の財政にも負担がかかって来るに違いない。
人々の日々の暮らしがひっ迫している昨今、認知症患者の介護に苦しむ家族たちの一部には、むしろ身元不明になることを願うような状況が起きないとも限らないと、説く人もいる。
七年という長い月日を経てやっと再会した夫婦ではあるが、今後、ほぼ寝たきりになっている妻の介護は夫の肩に重くのしかかることになる。
再会出来たことが幸せなのか否かは、当事者である夫婦にしか判らない事実であり、他人が無責任に手放しで良かったと喜べる問題ではないのだと思う。
ついでに・・・ [ちょっと、一息 45]
ついでに・・・
パソコンを開けたので、ついでに何か書いておこう・・・。
と、いっても、特別書きたいことがあるわけでもない。
とにかく、今日は天気が良い。
湯田中駅に隣接する『楓の湯』の広場では、『お休み処楓』が出来て今年で五周年になるということで、にぎやかなイベントも開催されていた。
とはいえ、『お休み処楓』がどういう場所なのか、未だしっかりとは把握できていないのだが・・・。
おそらく、街中の名所などを案内したり、観光客や地域の住民が集まり、お茶をしながら歓談するような場所なのでは・・・?と、想像している。
で、あまりに天気が良いので、紫外線対策をバッチリやって散歩に出たのだが、途中で若い男性から道を訊ねられた。
「道の駅へ行くにはどうしたらいいのでしょうか?」
その場所からでは少し距離があるので、眼下に見える川の向こうだと教えると、頑張って歩いて行くとのこと。
地図を片手に、軽々とした足取りで去って行ってしまった。
こちらが思うほど、彼にとっては大した距離ではなかったようだ。
刑事ドラマがいっぱい [ちょっと、一息 45]
刑事ドラマがいっぱい
四月に入ってから、テレビでは刑事ドラマが目白押しだ。
一応、一通りは観てみようと、チャンネルを合わせてみたところ、『ボーダー』や『チーム』がストーリーや人間関係にアクの強さはありながらも、なかなかの面白さ。
『刑事110キロ』も、人情路線と推理路線がうまく合体していて、安心感のある娯楽作品に仕上がっている。
ただ、再放送されている『ストロベリー----』に関しては、どうしてあんなトラウマどっぷりのヒステリー女刑事を主人公にしなければならないのかが、イマイチ理解できない。
しかも、あのうざったいロングヘアー、何とかならんのかな。
事件現場へバサバサの髪の毛を、かきあげかきあげ乗り込まれては、鑑識さんたちも大迷惑だろう。
むしろ、主人公が男性刑事なら、もっと画面が締まっただろうに・・・と、残念だ。
そして、何とも異色の刑事ドラマが『トクボウ』----ありえなさ感がハンパなく、ここまで常識外だと、それはそれでまた楽しめる。
比べて、『ホワイト・ラボ』や『スモーキング・ガン』(だったかな?)の鑑識物は、もう一工夫足りないような・・・。
そうだったのか~~、というドンデンの薄さが気になる。
まあ、総じて、視聴者としてのわたしは、主人公がトラウマ持ちという設定があまり好きではない。
『相棒』が未だ人気衰えずという理由も、主人公の二人の刑事はもとより、レギュラー登場人物たちを特段そうした描き方で語らせる場面が少ないからなのだと思う。
トラウマシーンは、画面を暗くするし、イラつく。
悲劇のヒーロー、ヒロイン気取りの主人公が何度も過去の記憶を蒸し返しては悩む場面ほど、ストーリー上、時間の無駄だと思えるものはないからだ。
静かすぎるゴールデンウイーク [ちょっと、一息 45]
静かすぎるゴールデンウイーク
ゴールデンウイークだというのに、街の中が異常に静かだ。
旅館街にも人の姿がない。
ホテルや旅館の駐車場もガラガラ。
これが消費税8パーセントの影響なのか・・・。
今年のゴールデンウイークは、確かに連休が取りにくい飛び石なのだが、この閑散状態はそれだけが理由ではないだろう。
そういえば、先日、NHKの特集で十代から三十代までの若い女性たちの貧困が取り上げられていた。
ある母子家族は、母親と二人の娘たちが借家を追い出され、ネットカフェでの生活を余儀なくされて、既に二年半だという。
母親と十代の長女はパートやアルバイトをしながら、まだ中学生の次女を養っているのだが、食事が一日一回という日も少なくないそうだ。
また、19歳のある女性は、親からの学費援助が皆無のため、時給の高い早朝からのコンビニ勤めや他にもアルバイトをこなしながら、保育士を夢見てようやく専門学校に通い始めることが出来た。
他にも、大学は卒業したものの、奨学金の支払いが生活に大きくのしかかり、加えて就職活動もうまくいかず正社員にもなれなかったことから、レストランのバイトをしながら食べるだけがやっとの日々を過ごす24歳の女性もいた。
「大学時代は、レストランは、お客さんとして来る場所だと思っていた。まさか、ここで自分が働くようになるとは・・・。こんな貧困生活では、とても結婚なんか考えられない。何も、贅沢したいというのではない。ただ、お金に困らない普通の生活が送りたい」
女性の訴えは切実だ。
今の超高齢社会は、もはや女性の力なくしてはやっていけない状況に直面している。
政府も、女性の活躍を期待する旨を声高に語ってはいるが、これが現実である。
貧困は連鎖する。
貧しい親の子供は、当然、学習塾にも通えず、親からの仕送りもあてにならないために進学を諦めざるを得ず、そうなると選択する職業も限られ、ますます正社員の道は遠ざかる。
その子供の子供も、また同じ道を歩むしかない。
いや、それよりも経済的理由で子供を産むことすら出来ない貧困世代が拡大するために、今後はさらに少子化が加速すると、番組は懸念していた。
果たして、これからの日本はいったい何処へ行こうとしているのだろうか?
女性貧困層の拡大は、決してドラマの中の話などではない。
正に、今目の前に迫った現実の危機なのである。
100円自販機 [ちょっと、一息 44]
100円自販機
消費税が8パーセントになってからというもの、自動販売機で売られる清涼飲料水(缶コーヒーや缶ジュース)の価格が、これまでの120円から軒並み130円、140円と値上がりした。
わたしなんぞに言わせれば、あの小さな缶一本が120円というのも間尺に合わない気がするのだが、それが130円ともなると自販機の前で躊躇うばかりだ。
飲料メーカーも、そんな消費者の拒否反応を考慮してか、販売される飲料の中に一コーナーだけは100円のお買い得ものを用意している。
それらの飲み物はたいていが炭酸飲料なのだが、それでも100円というのはありがたい。
値段が安いというだけでなく、端数の小銭を用意する手間がなくなるというメリットもあるわけで、近頃は、そんなお買い得飲料ばかりを探しては買っている。
が、ある自販機の100円コーナーに缶コーヒー(ホット)があることを知り、嬉々として何度かそれを買っていたのだが、先日いつもの調子で100円だけを持って行ってみたところ、自販機内の飲料のディスプレーが変わり、その缶コーヒーが130円になっていた。
「100円コーヒーよ、お前もか!」
何だか、裏切られた気分であった。
もう、この自販機では頻繁に買えないな・・・と、マジで落胆していたのだが、今日、ついに見付けた。
販売されているすべての飲料が未だ100円ポッキリの自販機を!
正に、奇跡の自販機である。
しかし、これすらもいつかは他の自販機のように値上がりしてしまうのだろうか・・・。
街の一角にひっそりとたたずむ100円自販機。
いつまでも、貧しい庶民の味方であって欲しいと願う昨今である。
暖かな一日 [ちょっと、一息 44]
暖かな一日
ようやく、外で洗濯物を干すことが出来るようになり、毎日思いっきりベランダに干しまくっている。
やっぱり、家の中で干すよりも、外干しは気持ちが良い。
今日も朝から晴天の暖かな一日だった。
外干しの洗濯物もあっという間に乾き、気分爽快だ。
聞いた話によると、アメリカでは外干しは貧乏人がすることという概念が強く、各家庭には乾燥機が常備されているらしい。
何でも、元米大統領のレーガン氏が俳優時代に出演したテレビCMで乾燥機を宣伝したことから、乾燥機が裕福な家庭の象徴となったために、外干しは品がないとか、みっともないものという意識が人々の間に広まってしまったのだそうだ。
そんなわけで、日本の外干しには、来日したアメリカ人たちは一様に驚くという。
しかし、そんな彼らも、一度外干しを体験すれば、これほど気持ちの衣類を着たことがないと、感激するという。
そりゃ、そうだろう。
おてんとうさまのありがたい光と自然風で乾いた洗濯物の清々しさに勝るものはない。
ところで、例のSTAP細胞問題----理研も、小保方さんも、双方がSTAP細胞の存在を認めながらも意見がかみ合わないのは何故なんだろうか?
あるニュース番組で解説者が話していた。
「それこそ合理性がないというものだ」
要は、結論は同じなのに、「あいつ、気に食わないから仲間外れにしようよ」と、言っているようにしか聞こえない。
学者の論理は、素人には判らない・・・。
今日は初夏の陽気 [ちょっと、一息 44]
今日は初夏の陽気
北信濃の桜もようやくほころび、今日はまるで初夏のような陽気だった。
今年の冬の寒さが異常だったことで、このくらいの暖かさになっても、まだ物足りない感じがするくらいだ。
ストーブなどの暖房器具がなくても、寒さを感じずにいられるのはありがたい。
考えてみれば、北信地方は一年のうちの半分が冬である。
生活をするうえでは、実に効率の悪い地域に住んでいるといえる。
にもかかわらず、消費税が他の地域同様に増税されるというのは、やはりどうにも腑に落ちない。
他県民が支払わずにすんでいる暖房費の分だけでも、減税して欲しいものだ。
世の中は、間尺に合わないことが多すぎる。
増税の影響か、四月に入ってからというもの、街から観光客の姿が消えた。
自動販売機の飲料の値段も、一気に上がり、明らかに買い控えが起きている。
「増税の影響はほとんどない」
と、政府関係者は話しているそうだが、ユニークな見方をするものだ。
で、昨日放送された科学捜査ドラマ『ホワイト・ラボ』----ラボセットの設備に4億円もかけたそうだが、その価値あったか・・・?
ドラマの内容は、何処にでもあるような平凡なもので、CSIシリーズのような緻密で緊迫感あるストーリーを期待していた視聴者はがっかりしたに違いない。
そして、映画『ストロベリーなんたら・・・』----これも、観終わってみたら何も残らないことに気付かされる凡作だった。
は~~~、何だかねェ・・・。
春本番の陽気 [ちょっと、一息 44]
春本番の陽気
今日は、ようやく春らしい気温になった。
散歩をしていても、上着を着ているのが暑いくらいのポカポカ陽気だ。
散歩をしていると、観光客に道を訊ねられることが多いと以前も書いたが、近頃は特に頻繁になった。
昨日は、男女数人の観光客グループから、
「一茶の散歩道は何処ですか?」
と、訊かれた。
時間もあったので、その入り口付近まで案内し、
「ここですけれど、かなりの山道ですよ」
と、説明したところ、女性観光客たちはハイキングコース程度のものだと、歩く気満々だったのだが、男性陣の方が尻込みをしてしまった。
「あたし、今日はハイヒール履いて来ちゃったから、山道は無理」
などと、冗談を言いいながらも乗り気は皆無。
ならば、世界平和観音からの下りコースを歩かれては----?と、提案すると、そちらの方に気持ちが動いた様子だった。
その後、彼らがどう行動したのかまでは見届けなかったが、自力で歩こうという気概の観光客が出て来たことは、観光地にとって喜ばしい現象である。
近頃は、目的地まで自動車移動出来ないと観光を断念してしまうような旅の仕方が主流なのだが、本来、旅とはそんな安易なものではないはずである。
旅の面白さは、その場所を自分の足で歩いてこそ発見出来るものなのだ。
歩くからこそお腹もすく。
現地で食べる郷土料理がうまいのも、当然のこと。
観光客から「何処かおいしいレストランや喫茶店は知りませんか?」と、訊ねられることもしばしばなのだが、そうした質問にも答えられるような知識を蓄えておく必要性も実感する昨今である。