ちょこっと、いいこと。 [ちょっと、一息 11]
ちょこっと、いいこと。
今日の午後、散歩をしていたら、下校途中の小学生の女の子に「こんにちは」と、挨拶をされた。
ハーフの女の子で、何処かの少女雑誌から抜け出して来たような可愛さだった。
同じようにその子とすれちがった中学生の女子生徒たちも、思わず振り返りながら、
「キャ~~、見た?あの可愛いさ、何なの?」
と、ビックリ。そして、一人の生徒が一言。
「何で、うちのかーちゃん、あたしをハーフに産んでくれなかったんだろう」
実感こもっていたなァ・・・。
<今日のおまけ>
人は誰しも自分の話を誰かに聞いてもらいたいという願望を持っているものである。
しかし、最近は、その傾向が「誰かに」ではなく「誰かれなしに」に変わりつつあるように思う。
もちろん、わたしも人に聞いてもらいたい話は山のようにあるが、「誰かれなしに」の人たちは、絶対に他人の話は聞こうとしない。
一方的に、自分がどれほど優れている人間かとか、身体の調子が悪いとか、趣味は何かなどの話を聞かせて来るのだ。
そういえば、この間、主婦たちが奇妙な会話をしていた。
いや、会話ではない。お互いが自分の関心ごとを、相手の話に関係なくしゃべりまくっていたのである。
「昨日、漬物の新しい漬け方を見付けてね。今度あんたにも教えてあげるよ。〇〇を☓☓してね・・・」
「ふ~ん、そうなの。それがさ、うちの息子ったら、今度〇〇会社に就職が決まって、研修があるって大忙しでね・・・」
「へ~~、でね、その漬物なんだけれど、からしをちょっと入れると美味しいんだよね」
「でね、息子のスーツも買わなきゃいけないし、てんてこ舞いでさ・・・」
彼女たちの頭の中には、相手のことなど毛ほどもないのだろう。
相手の気持ちが読めない。読む気がない。そういう人間が世の中に増えて来ているのは、確実だ。