営業終了 [日々の雑感 16]
営業終了
今日もまた、通院日でした。
何だか、最近は、病院に入り浸りの日々が続いています。
帰って来てからは、これもまた日課となっているウォーキングをしました。
そんな途中で、町内の有名な某お菓子屋さんが営業をやめたという話を聞きました。
ご主人は高齢ですが、まだまだ十分に仕事も出来る有能な和菓子職人さんです。
二人のお子さんはとても優秀で、地元には住んでいません。二人とも独立し、都会で家庭を築いているそうです。
そんなことも原因なのでしょうか?
ご主人の奥さまは心労がたたって身体を壊しているそうで、それが営業に区切りを付けるきっかけになったのかもしれません。
若い時は、溌剌とした気概にあふれ、街の活性化に貢献した人たちが皆高齢になり、一人また一人と商売をやめていく現実があるのです。
では、子供たちは何故あとを継がないのか?
ほとんどの子供たちは、両親が果たせなかった大学進学という夢をかなえ、そのまま進学先がある土地の企業に就職してしまうというのが当たり前となっているため、ますます田舎の疲弊が加速するわけです。
「家業を継がせたかったら、進学させるな」
そんなことまで言う親たちもいるくらいです。
確かに、田舎には若者が戻って来る動機付けになるほど魅力的な企業や産業がありません。
若者たちを惹き付ける街づくりというものを、行政は考える必要があるのです。
街がまた寂しくなりました・・・。
<今日のおまけ>
今回の大震災で日本列島は太平洋側へ約5メートルほど伸びたそうだ。
伸びたというのは、つまり、地震が日本の地面をゴムのように太平洋側へ引き伸ばしたということなのだそうである。
それだけ、日本は今いびつな状態にあるということで、このいびつさを何とか身体に馴染ませようと、頻繁に身もだえているのが、いわゆる群発する余震ということのようである。
もしかしたら、地球は、未だ成長過程にあるのかもしれない。